GWののどかな朝です。
向かいの林に太陽が射しこみ新緑がキラキラと輝いています。
昨夜は、またNHKの『劇場への招待』というを見てたので朝寝坊
10時に起きてゴミ捨てにフロントへ降りると、観光客の方々でごった返していました。朝から卓球を予約してはる人もいてたな。僕らは元気だこと(笑)。
ここのとこ毎週金曜22:50は芸術劇場を見てますね~。これ良いです。
今回は、市川団十郎の歌舞伎パリ公演初日をカーテンコールまでノーカット。
市川団十郎さんの闘病生活を先日TVで見たばかりだったし、壮絶な闘病生活から生還され、パリ・オペラ座で復帰。
初めて楽しめたーー
演目は、“勧進帳”“口上”“紅葉狩”
またNHKならではの、副音声解説(小山観翁)がとても良かった(^^)本当に感動しました。
舞、セリフ、お囃子、どれをとっても次元の違うレベルの芸術性を感じました。
オペラ歌手やバレエダンサーもそうですが、昨日も歌舞伎役者さん達が、
私達を楽しませてくれるために、どれ程の鍛錬を積んでいるかが伝わってきた
はっきり言って凄いです。人間業を超越する次元の芸術ですね、これも!
舞台に賭ける気持ちが、日頃の生活すべてを律するレベルでないと到達できない世界。市川海老蔵さんもCMで見るのと、うんでんの違い。
彼がここまで素晴らしいと知らずにいたのが、今まで勿体無かった。
よくも、リポーターはあの舞台を成功させたお方に対し、空港で「芸能ネタ」の追っかけインタビューをしているものだと恥ずかしくなりますね。勧進帳の凛々しさと、紅葉狩りの鬼女の役、そして鬼が変化しているしおらしいお姫様の役、どれも素晴らしかった
紅葉狩は、踊りがたくさん見れて楽しい演目でしたよん
ストーリーは・・・
夜になると人間を骨まで食べ尽くすという恐ろしい鬼が、
姫の姿に化けて、ある武将に「一緒に紅葉狩りを」と近づいてくる話。
宴会の風景で、さかなに・・ということで様々な踊りが見れます。
姫が2枚扇で踊るのは歌舞伎でも珍しいことらしいですが、
そんな美しい舞いを踊りながら、一転して武将のほろ酔い加減を
恐ろしい形相で見ながら近づいたりと、海老蔵さんの演技も見もの。
江戸浄瑠璃と長うた、堤やオドロおどろしい音色の太鼓など、
場面ごとのお囃子の変化が、気分をドンドン盛り上げてくれます。
口上では、役者さん全員がフランス語でご挨拶。
団十郎さんは、相当に長い挨拶をスラスラ母国語のように話され、
しかも、歌舞伎風のフランス語にしていらっしゃいました。
また、市川亀治郎さんはオペラ座の怪人をジョークにして
『豪華なシャンデリアが落ちてこないか心配です』と挨拶して
会場の笑いをとっていました。すごい楽しかった~
歌舞伎もオペラと一緒で、演目のストーリーを一度知ると
後は何度見ても面白いと思います。紅葉狩りという演目は、
様々なお囃子の変化が見られて、先日紹介しましたモーツァルトの
『コシ・ファン・トゥッテ(女はみなこうしたもの)』みたいかな~。
アカン もう芸術劇場のとりこやわ(笑)。
コメント
あっ!それ私も観たかったな~~。
全然知らんかったわ。残念!!(>。<)
でもNHKなのでいつか再放送をする事を期待しよ。
berryさん、歌舞伎が好きだったんや~。
知らなかったわ。私なんて副音声の説明を聞きながら、やっと楽しめた感じ(笑)。
再放送が待ち遠しいですねぇ(^^)
市川亀治郎
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